時間が限られている決算申告時に、ご提出いただきたい資料情報を整理いたしました。
それぞれの顧問先様の業種や業態で関係するところとしないところがあります。
ご参考いただき、決算申告がお互いにスムーズに進めるようにしていきたいと思っております。
なお、顧問先様が当事務所へ実際にご提出される時期は、決算日を過ぎたあとになります。
しかし、決算日の前後に、気持ちの準備と、実際のご対応が必要となります。
現金残高
決算日における現金残高を教えてください。
店舗があったり、現金管理をわけたりしている場合は、管理ごとに教えてください。
金種の情報は、必要はありません。
預金・貯金
<決算日までの取引>
決算日までの取引履歴をご提出してください。
決算日よりも後の日付が表示されない場合は、「決算日まで取引なし」などの表示をしていただけると、後日に確認することをいたしません。
<決算日の残高>
通帳や取引履歴で確認いたしますので、残高証明書を取っていただかなくても大丈夫です。
未払費用
決算日までに、物を仕入れたりサービスを受けたりして、支払っていない取引は、未払費用(買掛金、未払金)で経費に計上できます。
支払請求書をご提出してください。
棚卸
決算日に残っている「商品」「製品」「材料」を教えてください。
そして、それらの「品名」「数量」「金額」「合計額」を教えてください。
棚卸表に表示をした金額が「税込み」か「税抜き」のどちらかも明示をしてください。
建設業や製造業の場合は、「仕掛工事」「仕掛品」という勘定科目を使用する方法もあります。
収入
<売上>
決算日までの売上を情報共有してください。
月末〆ではない売上請求書(10日〆や20日〆)は、注意が必要です。
<現金収入>
売上請求書を作成しない現金で受領した収入は、情報共有が漏れないように注意が必要です。
作成した「領収証(控)」「入金伝票」や、相手から受け取った「受領証」「検量書(金属売却)」などで情報共有してください。
何もない場合は、現金を受領した「日付」「金額」「相手先」のメモでも大丈夫です。